PEERSつれづれ
眞榮城和美
PEERS 子どもの社会性の発達研究プロジェクトにご参加頂いている皆さまへ
このたびの能登半島地震で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
被害を受けられた皆様が、一日でも早く平穏な生活に戻られますことをせつにお祈り申し上げます。
平素は、PEERSの調査にご協力頂き誠にありがとうございます。
今年度にお願いしたい調査票を2月13日より発送させていただいております。
年度末のお忙しい時期とは存じますが、何卒ご協力いただけますようお願い申し上げます。
PEERS事務局
PEERSつれづれ
眞榮城和美
新年度も始まりましたね!
PEERSメンバーがそれぞれの所属先で行っている活動を紹介します。
今回は白百合女子大学(東京都)で2017年度から開催しているイベントのご紹介です。
夏休み中に開催するプログラムもあります。
ご参加いただける企画がありましたら、是非、エントリーしてみてください。
■白百合子育て支援ルーム「りすぶらん・あんふぁん」(2023年度前期)を開室します
「りすぶらん・あんふぁん」は、本学で児童文化や発達心理学や幼児教育を学ぶ学生が主催する子育て支援ルームです。ほっと一息つきながら、子どもの健やかな成長について白百合の学生や先生たちと一緒に考えてみませんか?
2023年度前期の企画は2023年5月~7月開催のプログラムとなっております。
みなさまのエントリーをお待ちしております。
お申し込みは下記からお願い致します!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfXQl8XmjXqfjKZMOnTEUKHUbX-LwxChSOoXpHYaLjTEcOb1Q/viewform
■白百合女子大学「 エデュテイメント大学」を今年も開催いたします。
白百合女子大学人間総合学部では、学びの特色を生かし、地域との交流を目的とした「学び+遊び」をコンセプトとする「エデュテイメント大学」を毎年企画・開講しています。
2023年度前期の企画は5月~9月開催のプログラムとなっております。
多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
お申し込みは下記からお願い致します!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeqh0HTTjHUSMyj-xR62JlkYZAMfp0bqQs6YP1yPhqbCyZeAg/viewform
PEERSつれづれ / PEERS通信
眞榮城和美
窓から入る春めいた陽射しが嬉しい日々となりました。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
毎年この時期にお願いしております調査票を随時お送りしております。
小学校3年生以上のお子様には、学校でのマスク着用に関する簡単なアンケートも同封しております。
集計した結果は4月以降にHP上にてご報告申し上げます。
ご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます!
PEERS事務局
PEERSつれづれ
酒井厚
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。
兎年の本年が、皆様にとって飛躍の年となりますことを心より願っております。
今年もまた、2月より順次調査票をお送りさせて頂く予定でございます。
研究者一同、皆さまからご提供いただいている貴重な情報を、学術の発展や社会
貢献に活かせるよう努めてまいります。
ご協力のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
酒井
PEERSつれづれ
眞榮城和美
毎年、PEERSクリスマスカードのデザインでお世話になっている
やたみほ さん制作
「けいとのようせいニットとウール」の新作が放送されます♪
是非ご覧ください!!
Eテレで放送中のコマ撮りアニメを紹介する番組「プチプチ・アニメ」
11月18日(月)午前8時45分/午後3時40分
「けいとのようせいニットとウール」の新作「ねずみちゃんとドレミファソ」
11月19日(金)にも同じ時間帯で再放送予定
http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=5832
PEERSつれづれ
眞榮城和美
研究メンバーが所属している大学での活動を紹介させていただきます。
ご興味を持っていただけるようでしたら是非ご応募ください!
https://www.shirayuri.ac.jp/news/2021/usftro0000009jx5.html
https://www.shirayuri.ac.jp/news/2021/usftro0000009jw0.html
PEERSつれづれ
前川浩子
『おかえりモネ』を観ている。
「朝ドラ」を観ていて、ときどき、気づかされることがある。
主人公の百音(”モネ”)ちゃん(清原果耶さん)の幼馴染、亮くんの父親、新次さん(浅野忠信さん)は、震災で奥さんを亡くしてからアルコールの問題を抱えている。それでも、モネのお母さんのサポートもあって、治療を受けるようになっていた。少しずつ、少しずつ前進していたかな、と思っていた時に、新次さんがまたお酒を飲んでしまった。
モネの両親に連れられて、モネの家にやってきた新次さん。モネのおじいちゃんが優しく問いかける。
「何か、嫌なことでもあったのか。」
その逆だった。新次さんの息子の亮君は漁師をしているのだが、たくさん魚を釣り上げたという嬉しい知らせがあったのだという。とても嬉しかった新次さん。でも、その嬉しさを伝える相手がいなかった。
「一緒に喜ぶ相手がいないんだ。」
愛する人を失った新次さんの悲しみと寂しさが表現されている。
わたしたちが健康で生きていくことの一つに、自分を助けてくれたり、支えてくれたりする人の存在が挙げられる。特に、私たちが困ったとき、辛いときに話を聞いてくれたりする存在として取り上げられることが多い。
でも、この新次さんのエピソードを見て、悲しいときに話を聴いてくれる人がいるだけでなく、嬉しいこと、喜びも伝えられる相手がいること、この気持ちを共有できる人がいるということも、同じように大切なのだと気づかされた。
コロナ以前は、他愛もない、くだらない雑談のなかで、私たちは面白かったことや楽しかったことを誰かと分かち合っていたのだろう。人と人との間に物理的な距離が生まれたとしても、喜びも悲しみも共有できる誰かとつながり合うことを大切にできたらな、と改めて思った出来事だった。
PEERSつれづれ
眞榮城和美
新型コロナウイルス感染拡大防止策のために外出自粛生活が長期化する中,登園や登校ができない子ども達とご家庭でどのように過ごすか,みなさんいろいろと工夫されているかと思います。
今回は,一人の親として,小6と小3の娘二人が外出自粛時に取り組んで楽しかった活動の一つをご紹介します。
みなさんは「妖怪アマビエ様」をご存じですか? (我が家の小3女児は,「アマエビ」と言い間違いをしておりましたが…。)
「妖怪アマビエ様」は,人魚のような姿をした妖怪です。その妖怪は「疫病が流行したら、私の姿絵を人々に見せよ」と予言したことで,SNS上でも非常に注目されています。なんと,厚生労働省の「新型コロナウイルス感染阻止啓発活動の公式アイコンにもなっています。
妖怪アマビエ様が現れたのは,江戸時代末期の弘化三1846年4月中旬、肥後国(現:熊本県)の海岸だったそうです。その海岸では,毎晩、海の中から何か光り輝くものが出没したため,役人たちが調べたところ、妖怪アマビエ様が姿を現し,自身の名前を名乗り,予言をして海に戻っていったとのことでした。
この妖怪伝説については,最近の新聞紙面でも繰り返し取り上げられていましたので,子ども達と一緒に妖怪アマビエ様の絵が掲載されていた江戸時代の瓦版(京都大学付属図書館所蔵)の記事を眺め,「疫病退散!」「コロナ退散!」と言いながら,「妖怪アマビエ様を描いてみよう大会」を開催してみることにしました。
お姉ちゃんは,普段から絵を描くことが好きなため,まず,自分のイメージで妖怪アマビエ様を描き,その後,今,はまっている漫画の大好きなキャラクターを妖怪アマビエ様化させて描き続けていました。
その様子を見て,妹は姉の下書きした絵を指差し,「私は色塗るのが好きだから,これ,絵の具で塗っていい?」と言い,姉の許可を得た後に絵の具で色塗りを始めました。
私はと言えば,子ども達のように絵を描くことには没頭しきれなかったので,「アマビエ」をキーワードに,いろいろな情報を集めてみました。そして,絵を描くことやモノづくりが好きな方たちは#アマビエ・チャレンジ(Twitter)にご自身の作品を多数投稿されていることを知りました。また,「アマビエ塗り絵」というサイトも見つかり,我が家の小3女児の活動と似たようなことをすでに多くの方たちが楽しんでいたのだと気づきました。
今回の取り組みを通して,一人ひとりが,自分の好きな方法で好きなことに没頭することの大切さを改めて実感しているところです。
みなさんも是非,好きな方法,得意なやり方で,外出自粛生活の工夫の幅を広げてみてください。
#アマビエ・チャレンジも一つの方法かもしれません。妖怪アマビエ様の予言パワーを信じつつ…。
PEERSつれづれ
梅崎高行
私の住んでいる町はついに,5月末まで小中学校の休校を延長することに決めました。さすがに子どもたちもすることがなくなったようです。手当たり次第,懸賞やらなんやらに応募して,昨日は新聞の意見欄に投書した娘の記事が掲載されました。以下にご紹介させてください。
休校になってから,ラジオ体操を始めた。小学2年生の弟も一緒だ。(略)小学5年生のときまで,運動会でラジオ体操をしていたので,「第1」は完璧だ。弟はといえば,私をチラチラ見ながらだけど,なんとかクリアした。ところが,である。ラジオから「第2」の音楽が流れだすと同時に,2人とも動きがピタッと止まってしまった。(略)覚えていないので,ラジオから聞こえてくる声に合わせて体を動かすけれど,どうも違う。最終的には,弟はオリジナルの体操を完成させてしまった。その動きがおかしく,家族で大笑いした。
(読売新聞 気流 2020年4月28日)
皆さんのご家族は「第2」まで踊れますか?最近ではちょっとしたストレッチや筋力トレーニングの方法なども,3密を避けて自宅で実施できるよう,動画サイトで豊富に紹介されています。ラジオ体操も,健康に様々な効果が認められるようですよ(正しく踊ればですが)。上手に活用して,この時期を健康に乗り越えていきたいと思います。♪新しい朝が来ることを願って。
PEERSつれづれ
梅崎高行
私は大学で、保育士を目指す学生を教えています。担当する科目に「保育内容の研究(人間関係)」という授業があり、いつも最初の授業で次のようなことを尋ねています。
「“私”と“あなた”のあいだに線を引いてください」
多くの学生が両方に矢印がある線で引きます。自分とだれかが、お互いに関わり合うことを示すのは簡単なようです。
そこで、次にもう1つ質問してみます。
「“私”と“あなた”と“あなた”のあいだに線をひいてください」
大抵の学生は、少しためらいながら、それぞれのペアのあいだに一本ずつ、双方向の矢印を引きます。そこで次のように話します。
「“私”を“親”に、“あなた”を“姉”に、もう一人の“あなた”を“弟”に、置き換えてみてください」
すると、自分が引いていない線に気づく学生が出始めて、“私”から“あなた”と“あなた”を結ぶ線のあいだや、“あなた”から“私”と“あなた”を引く線の間に矢印を引いたりします。
人同士がどのように関わっているのかばかりでなく、自分がその関係性にどう関わるかという視点は、たくさんの子どもたちと関わる保育士にとってはとても重要な資質です。学生には、この質問を通じて自ら気づいて欲しいと考えています。
私自身は、姉と弟から成るきょうだいの父親でもあります。二人の子ども同士の関係には翻弄されることばかりですが、母親とともに、2人の関係にどう関わるかを日々考え過ごしています。そんななか、ご協力いただく皆さんの調査から、
「ああ、皆さん同じなんだなぁ」(笑)
と、勇気づけられることが多くあります。
子育ての“同志”である皆さんの声をまとめることで、多くの方に少しでも役立つ知見をお伝えしていきたいと思います。